non-biri56のブログ

子育て修了。夫とは平和的別居中。人生後半突入。思い出記録。

母子手帳通りには育たない!

私の肩はしんちゃんの歯型だらけ。

歯が生え始めのしんちゃんは怖い!!

縦抱っこすると、私の肩に噛み付く、ものすごく痛い。おっぱいが出ないとおっぱいにも噛み付く、ものすごーーーく痛い。

赤ちゃんってそう言うものなんだって思った。

子犬と同じか…

 

1歳半くらいになると

何かやりたくても出来ないことがあると、壁に頭を打ちつける。スーパーなど壁が見当たらないと寝転んで床に頭を打ちつける。

 

とにかく興味のあるものは触りたい。

たぶんみんなそうだよね。

イライラしちゃうよね。外は触っちゃダメなものばかりでごめんね。

 

うちにある手の届く範囲の扉は全て開け、全て出す。缶詰入れてある所が特にお気に入り。全て触る。触りまくる。

ビデオデッキはすぐに壊れた。

赤ちゃんってそう言うものなんだな。って思った。

 

2歳健診。

子供とお母さんがいっぱい。ここで何をしてるのか?知りたいんだろうな。しんちゃんの考えていることはだいたいわかる。

私は並んでないといけないから、しんちゃん見に行ってきていいよ。

と耳元で言うと、嬉しそうな顔をして列から離れて行く。小さな保健センターの中だし、大丈夫。しんちゃんはたまに私の位置を確認しに帰ってくる。順番が来そうなので、おいで〜って言えば、ちゃんと並んでくれた。この子をここに並ばせておいたら、イライラ発動!こんなご機嫌では居られない性分。きっと床に頭を…

 

順番来ました!さすが健診!さすがプロ!

しんちゃんの動きを見逃していなかった。

壁にある電話を見つめていたかと思うと、受話器外して触ったり…

ダメダメ、私がジェスチャーでしんちゃんに伝えてたのとか全部見られてた。

 

「いつもこんな感じですか?お母さんのところ離れちゃうのね。

おしゃべりは?オーム返しとかしますか?」

 

怖い所なら、離れないけど…

この子はあまり喋らない…オーム返し?したことない。

母子手帳の "いいえ”にマルを付けながら、なんの心配もしていなかったあの頃の自分を褒めてあげたい。呑気で何より!

「でも大丈夫なんです。通じます。」

なんか大丈夫じゃないみたいだなぁと初めて思った。

 

「お母さん 頑張ってますね!ホント頑張ってる!あちらのブースでもうちょっとお話聞かせてくださいね。」

 

頑張ってますね。の同情的な言い方、気になるな…別に普通でしょ。お母さんはみんな頑張ってるわ!心の中で吠える!

 

しんちゃんは、お話はよく聞く。理解しようとしてるのが伝わってくる。でも考えてみたら、テレパシーみたいなものかも…言葉じゃない…

確かに、周りの子より声をだすことが少ない…

 

結局、保健婦さんが自宅まで しんちゃんを見に来ることになった。特別待遇。

私は心の中で 

え?そんなにしんちゃん変?そんなこと必要?

 

あの頃、薄〜い育児本と子供の病気の本をたまに開くくらいで、スマホ、パソコンなんて無くて、情報源は図書館。

私はしんちゃんの表情だけ見て、何の不安も持たず子育てして居たのだ。母子手帳の"いいえ”も気にせずに。

しんちゃんはわからないこと、やりたいのに出来ないことにイライラする。

私にとってはとてもわかりやすい子だった。

 

良い時代だった。

 

今は、自分の痛いところ、違和感、すぐにスマホで調べては、気にしてる…

あの時、スマホがあったら…健診で違うブースへの誘導、特別待遇されちゃうこと、色々調べてしまい不安な子育てしていたんだろうなぁ

 

何ヶ月後か…忘れてしまったが、保健婦さんが家まで来てくれました。上手にしんちゃんと遊んでくれました。

その頃のしんちゃんはとてもおしゃべりになっていました。母子手帳通りではありません。

オーム返しもすることはありませんでした。

絵本も読めるようになっていて、保健婦さんがとても褒めてくれました。

 

私が褒められているんじゃ無いのに、すごく嬉しかったのを覚えてる。

 

初めての子育て、

赤ちゃんってこういうものなんだ!って思い込み育てていた私は

第2子ひまちゃんで全否定されるのである…

 

〜余談〜

私は、育児休職をとっていたが、近くの保育園に入れなかった事を理由に退職していた。それも本当なのだが、真の理由はしんちゃんが、可愛くて、面白くて仕方がなかったからだ。私なりに相当悩んだ末の決断だった。

夫は全く送迎も出来ないから、好きなようにして!って感じでした。短時間勤務か?辞めるか?

ひとり悩んだなぁ。今とは時代が違いますよ。

 

2歳児健診、行政から特別待遇されて、

あの時の私が思ったことは

 

私がしんちゃんの1番近くでずっと見ることができて良かった!仕事辞めて良かった!

私はこっちの道を選んで正解!

 

この こっちの道、保育園に預けない道を選んだ!は、良い意味で育児中の私の思考の癖になっていく。