non-biri56のブログ

子育て修了。夫とは平和的別居中。人生後半突入。思い出記録。

ひまの結婚

ひまが結婚したいらしい。

大学の時からの彼ひろしは、素直なスポーツマン、一緒に社会人になり、一緒に成長してきた。

ひろしが挨拶に来た。私も夫ももちろん反対する訳もなく、ただの形式。夫のための儀式だと思っていた。

ひまと結婚します! 結婚させてください!そんな言葉を発しにくるんだろう…

それがだ!ひろしの挨拶はとても長かった!

ひまのことをとてもリスペクトしていること。自分が成長できたこと。自分の弱いところ。ひまの弱いところ。ふたりならなんでも乗り超えられる!事例を交え、全てを、見事に語った。

よくぞ、やりきった!ブラボー👏 ひろしありがとう!

お互い助け合い、ずっと幸せでいられる!そんな自信を感じた。

 

そして、ひまの苗字が変わる日が来るのだ。

 

ひまは現代っ子。世の中、女性が苗字を変えることが普通。それが常識と考えられている事がどうしても納得できない。

何が嫌なのか?

それはこれまでの4人家族。野原チームからひとり抜けるのが嫌だと言う。

この先、世の常識通りなら、しんのすけは野原のまま。なんで自分だけ…と思うのだと…

ふたり兄妹、4人家族。チームなんだ!!私はその言葉に驚きながらも、すごく嬉しかった。作り上げてきたチームなんだ!

 

私はひとりっ子で、家族をチームと思った事など一度もない。両親がペアで、私はそこにひとり居候している感じ。いつも親の意見が同じで、諭され、黙って従うような関係だった。多数決で負けるから、従うしかない…。苗字が変わる時、正直、何の寂しさも感じなかった。私の中で苗字が変わることは普通のことだったのだろう。

ひまには理解出来ない"普通”のこと。

 

同期入社の彼等。ひまは給料も相当もらっている。今は彼より多いだろう。

彼女は気持ち重視で、そんな事はまるで言っていないが、私の結婚とは、条件的にもまるで違う。

いつでもひまの味方の私としては、ひまの気持ちも大切にして欲しい!と思った。

 

彼女は苗字を変えることに決めた。

 

それはひろしのママの強硬な考えが理由らしい。常識というものだ。

長男ひろし、ひろしだって苗字は変えたく無い。ふたりは話し合い、決めた。

ひまのひろしへの思いやりだと思う。ここは譲るのがベターな選択だと思ったらしい。そう思えたなら良かったと私はホッとした。

 

でもひまは、自分の考えや思いを伝えずに、人生の一大事!苗字を変える!はできない。

これまでの人生、納得できるまで、自分の考えをぶつけてきた。私ともそうやってきた。先生とも、彼とも、ずっとそうやってきたのだ。そうやって生きてきたのだ。

 

「苗字は変える!でも、ひろしママへこの気持ちを伝えたい。ママの気持ちもきちんと聞きたい!」と言っている。

ママの気持ちをひろしからの又聞きで済ませ、静かに入籍に至るタイプではないのだ。

 

自分の気持ちに蓋をせず、今まで通り、やってごらん!それで良いと思うよ!と私は思う。蓋をする選択肢は無いだろうと思っている。蓋をすべきでは無いと思っている!

それでも、驚くこと、納得できないこと、色々起きるのだろう…

起きて当然だ!

家庭の文化はそれぞれだから。

思いも経験もそれぞれ違う。

 

私の育った家庭、私にとっては居心地が悪かった。その経験を基に、私は自分の家庭を作った。そして、全く違う文化の家庭が出来上がっていった。

あの居心地の悪さも、とても役に立ったのだ。

両親に感謝しないと…

だって、娘にとって居心地の良いチームができたんだから!

 

ひまの家庭、ひろしの家庭、文化が違う。

ひろしの家庭の文化に納得出来なくても大丈夫だよ!

君たちなら、新たな違う文化の素晴らしい家庭が作れるよ!

 

頑張れ!!陰ながら、応援してます。

そしてずっとひまの味方です!!